- 症状
- ミシンの動きが重くなり、動かなくなった。
- 原因
- 天秤部の油が乾燥して、軸が焼けついてしまったため。
長期間使用せず保管していると、焼結部品にしみ込ませてある油が固まってしまい、焼けついてしまったものです。
- 修理内容
- 天秤クランクリンクやけつきのため(天秤組、針棒クランクリンク部品交換)。5~8針でミシンが止まる→糸取バネスリットカラーにグリスが付着し、センサーが正常に反応していないため(スリットカラーグリス除去清掃・組み直し)。上下糸調子確認。針とカマのタイミング・送りタイミング・糸切り機構確認。その他点検・注油潤滑。
- アドバイス
- 定期的に少しでも動かすだけで天秤部の部品にしみ込ませてある油が出てくるので短期間で部品が破損するのを防ぐことができます。
糸取バネの糸切れセンサーも同様で、糸をかけて動かすだけでグリスの凝固を防ぎ、スムーズに使い続けることができます。